藤田保健衛生大学 七栗記念病院 外科・緩和医療学講座のスタッフと共同開発した下肢、特に踵と踝の床ずれと浮腫を防止するクッションです。
リコエールの特長
- 下肢を包み込むように形状調整が可能で隙間なくフィットし軽度の拘縮にも対応可能です。
- 下肢の動きにあわせてカバーが滑らかに動き皮膚のずれを抑えます。
- 下腿をクッションにのせても仙骨部への体圧が高くならないように配慮された設計です。
- 適度な重量ですので設置位置が安定します。
- 通気性、放熱性、復元力に優れた柔らかなクッション素材と吸汗速乾、制菌加工で伸縮性のある素材で構成され、蒸れにくく蓄熱されることなく快適に使用できます。
- カバーとクッション本体の丸洗いが可能です。
- 床ずれ防止に利用する複数のクッションが、これ1つで対応可能になる場合があります。
看護・介護される方の負担軽減が期待できます。
カバーの内ポケットにタオルなどを入れて高さ調節が可能です。
藤田保健衛生大学 外科・緩和医療学講座 教授 東口髙志
高齢化、認知症の発症や種々な疾患による低栄養・サルコペニア(筋肉量や筋力の減少・低下)の進行などにより、ADL(日常生活動作)が低下し寝たきりの生活になってしまう方は少なくありません。
体幹や下肢の筋量の減少をきたしますと、これまでの体圧分散を主眼においたエアマットやクッションを利用しても、十分な床ずれ対策や防止が難しくなります。
そこで今回は、体圧分散に加え「圧迫とズレ」を抑える事に重点をおいたこれまでにない発想のクッションを考案いたしました。
これによって、対応が困難とされてきました「踵と踝」の床ずれ対策や防止に大きな効果が期待できるものと思われます。
この新しいタイプのクッションが、患者さまやご利用者さまへの看護・介護の一助になれば幸いです。
使用例(藤田保健衛生大学 七栗記念病院)
日本褥瘡学会発表資料(PDF)
TAISコード 01619-000002
仕様
品番 | RALC-65X50 |
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素材 | カバー:ポリエステル 中材:オレフィン系エラストマー |
サイズ | W650×D500×H30~90 |
重量 | 約3kg |
カラー | ブルー・グリーン |
監修・評価 | 藤田保健衛生大学 七栗記念病院 外科・緩和医療学講座 |